ネイティブサンズ(NATIVE SONS)

世界大戦の裏側でインダストリアルデザイン革命がおき、若い兵士は戦後、国へと戻った際、生命に対する熱情に新たに触れる事で意欲をかき立てられ、創造と表現へと誘われました。革命の影響により、この時代に、音楽や文学、アート、建築、それら全てが成長を遂げましたのです。戦後に若者の中で沸き上がった反逆精神こそが「今、生きている」ことを実証する意欲を生み出したのです。
様々なジャンルにおいてクリエ イティブな表現が交差する事で、デザインは徐々にライフスタイル化され、個人やグルー プにおける自己表現、つまりは洋服の着こなしや、空間の装飾、車、バイクなどへのこだわりがより強くなっていきました。
また、マーケットのリサーチやマーケティングは多くの人々の生活へ変化を与え、社会は実験グループかのように変形し、多くのグループ化が分散、そしてマス化が過大することで多くの人が目にした際にそのグループが何かを瞬時に認識可能となったのです。同じマインドを持ったグループ(トライブ)はスタイルに忠実であり、ブランドと自分を表現するアイテムへこだわる人だけがそのグループへと所属することが出来ました。

『Native Sons』のプロダクトは、the LIGHT Co. LtdのTommy OGaraとNeighborhoodの滝沢伸介が共に席を並べ、バランスの整った最高品質のオリジナルなアイウェアデザインを描く事で生まれています。最高品質の材料だけを厳選し、手作業によってつくられる、シンプルかつ、こだわりぬかれたディティールのアイウェアは、時代が変わろうとも常に身に付けていたくなるものだと言えるでしょう。
アロー型をしたオリジナルのヒンジやロング・ダイアモンド・ツールのワイアー、ヒンジの張が歪みを抑えるにオールドスクールなスターナットなど、以前は実用性に富んでいるが故に使用されていたディテールが『Native Sons』によりグッドデザインとして新たに蘇ります。美しい線状のマーキングはフロント部分とテンプルを繋いでおり、アンティークプレート用いて、ヘアライン加工を手作業で施していることや、オリジナルのセルロースを使用したアセテートなどもプロダクトの特徴です。