キッフェ(KIFFE)

KIFFEは、当時スポーツ選手だったHERMAN H. KIFFE氏が、
1875年にN.Y.のブルックリンにてスポーツ用品会社を設立したことに始まるが、
やがて第1次世界大戦と共にその転機が訪れる。

社屋をマンハッタンに移し、積極的にミリタリーサープラス製品を販売、
第2次世界大戦の頃には卸業者をも務め、政府から買い付けをして、
アーミーネイビーストアやスポーティンググッズストアへ販売することとなる。

主にミリタリージャケット＆パンツ、グローブ、ヘルメット、ハット、
ハバサック、ナップサック、ブーツ、テント、など幅広い品揃えを誇り、
やがて大手百貨店やセレクトショップへの卸業でも成功を収める。

1960〜1970年代の展示会ではアメリカ国内はもちろん、パリ、ロンドン、
ドイツ、イタリアでも話題になり、1980年代初頭まで流行に敏感な若者から
支持を集めた本格的なミリタリーブランドとして存在する。

後の1982年、オーナーのMR.LEONALD SCHEERからKIFFEブランドは
離れることとなり、KIFFE製品は市場で見ることが出来なくなったが、
いくつかの変遷を経て、2007年に再度MR.SCHEERの手にKIFFEの
オーナーシップが戻り、当時の雰囲気を残しつつも、現在のテイストを取り入れたモダンミリタリーコレクションとして
KIFFEのラインが復活することとなった。